「いつかは自分の店を持ちたい」
そう考えたとき、飲食店や食品を扱うお店を思い浮かべる人は多いと思います。
ただ、食品を扱う事業は、他の業種と比べて気をつけるべき点が多いのも事実です。
ここでは、食品を扱う店を創業するなら、事前に知っておいたほうがいいと感じたポイントを、コラムとしてまとめます。
食品を扱う事業は「好き」だけでは続かない
料理が好き、パン作りが趣味、お菓子作りが得意。
こうした理由で食品関連の創業を考える方は多いと思います。
もちろん「好き」は大きな原動力ですが、
事業として続けるには別の視点も必要になります。
原材料費、光熱費、人件費。
特に最近は、原材料の価格変動が大きく、利益を確保する難しさを感じる場面も増えています。
許可・届出が多いのが食品業の特徴
食品を扱う場合、ほとんどのケースで何らかの許可や届出が必要になります。
例えば、
- 飲食店営業許可
- 菓子製造業の許可
- 食品衛生責任者の設置
など、業態によって求められる手続きは変わります。
「店舗ができてから考えればいい」と思っていると、
後から条件を満たせず、余計な費用や時間がかかることもあります。
物件選びは想像以上に重要
食品を扱う場合、物件選びは特に慎重になる必要があります。
なぜなら、
「その物件で許可が取れるかどうか」
が、事業のスタートに直結するからです。
排水、換気、作業スペース、動線。
見た目が良くても、基準を満たしていない物件は少なくありません。
契約前に確認すべきことを把握しておくことは、創業時の大きなリスク回避になります。
開業資金と生活費は分けて考える
食品を扱う事業は、設備投資が必要になるケースが多く、
開業資金がかさみがちです。
その一方で、開業直後から安定した売上が立つとは限らないのも現実です。
だからこそ、
事業に使うお金と、生活費は分けて考える
ことが重要になります。
売上が安定するまでの生活費をどう確保するか。
この点を軽視すると、事業が軌道に乗る前に苦しくなってしまう可能性があります。
「全部自分でやる」前提で考えておく
創業初期は、人を雇う余裕がないことも多く、
仕込み、販売、片付け、事務作業まで、ほぼすべてを自分で行うケースが一般的です。
特に食品を扱う店では、
- 仕込み時間
- 仕入れ
- 衛生管理
といった、表に出にくい作業も多くなります。
「営業時間以外にどれだけ作業が発生するか」を、
あらかじめ想像しておくことは大切だと感じます。
まとめ:準備の差が、そのまま結果に出やすい
食品を扱う店の創業は、やりがいがある一方で、
準備不足がそのままリスクになる業種でもあります。
だからこそ、
- 許可や手続きを早めに調べる
- 資金計画を現実的に立てる
- 「好き」+「事業」の両面で考える
ことが重要だと感じています。
これから食品を扱うお店の創業を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

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